新着情報
2016/03/17
月経前症候群(PMS)と鍼灸治療 その4
前回まででお話しした通り、
月経前症候群(PMS)は身体が“溜める”という方向に
なっているがために起こってしまうものです。
“溜める”働き自体は必要なものですが、
行き過ぎてしまうと困りものです!
対処法を覚えておくと、何かと便利ですよ^^
鍼灸治療は、ひとりひとりのお身体に合わせて
最適な経穴(ツボ)を用いて行いますので
一概にこの経穴を使えば治ります!!とは言えませんが…
よく使われるのが、太衝や合谷という経穴です。
手や足にある、押しやすい経穴ですので
覚えておこうかなという方はぜひスタッフまで!
併せてお食事で改善させることもできます!
鍼灸治療と同じく東洋医学に則っている、薬膳です。
何となく手に入りづらい食材を使うのでは?という
イメージもあるかもしれませんが、身近な食材でも
充分身体に働きかけてくれます。ご安心ください!
では、どんな食べ物が良いかというと…
溜まってモヤモヤしているものをスッキリさせる
理気(りき)の作用を持った食べ物です。
シソや柑橘系(グレープフルーツ、ミカン、ゆず)など、
香りをかぐとスッキリするものが良いです!
気分だけでなく、身体の中もスッキリさせてくれるのでおススメです。
月経前症候群(PMS)は、食べ物の力を借りたり
鍼灸治療を受けてリラックスすると改善しやすいです!
なかなか周りの方に理解されず苦しいものですが、
お悩みでしたらお気軽にご相談くださいね!!
2016/03/16
月経前症候群(PMS)と鍼灸治療 その3
前回、月経前は身体が溜める方向にいくので
さまざまなツライ症状が出やすいとお話ししました。
正常な働きとはいえ、身体の中に経血をはじめとして
いろいろなものが停滞している…
それが月経前の身体の状態なのです。
月経前症候群(PMS)で、もっともみられやすい症状が
「イライラ」ですが、これも東洋医学的に説明がつきます。
交通渋滞をイメージしていただくと良いのですが、
生理前の身体の中は、溜めるという方向に傾いているため
全身をめぐっている“気血(身体を動かすエネルギーや栄養)”が渋滞を起こします。
溜める・外に出さない→いつもより気血が多い(交通量が多い)→渋滞、ということですね!
気血がスムーズに流れないことにより「イライラ」してしまうのです。
そして、渋滞したところは、全身をめぐっている気血が
パンパンにつまっているために、その場所での痛みも引き起こします。
生理前の「乳房の張りや痛み」・「腰痛」・「肩こり」・「腹痛」などですね。
この“気血が渋滞”した状態こそが生理前の身体の状態であり、
そのことが原因で、月経前症候群(PMS)のさまざまな症状が出るのです!
だからこそ、生理が始まるとそれらの症状が軽減消失するのです~。
つまるとモヤモヤ、出るとスッキリ!!何でもそうですよね。
東洋医学的に考えた、月経前症候群(PMS)。いかがでしたか?
溜める方向にいくというのは正常なことなのですが、
程度によって問題となってしまいますので
生理前になるとツラくて…と悩んでいらっしゃる方はぜひ
東洋医学の力を借りて、楽になってくださいね^^
2016/03/15
月経前症候群(PMS)と鍼灸治療 その2
今回は、月経とそれに伴う変化について
東洋医学的な考えをご紹介したいと思いますので、
どうぞ“軽い気持ちで”お付き合いください~^^
“軽い気持ちで”と書いた通り、まずはざっくりと
身体の変化について考えていきます!
『月経』をざっくり考えると、約1ヶ月ごとに
身体の中の血をあつめて、外に出して、を繰り返すものですよね。
(今回は、本当にざっくりがポイントです、笑)
「溜めて、出す、溜めて、出す…」という、
まったく逆方向の働きを繰り返しつくり出していくのですが、
やはり大きな変化を伴うために、身体には大きな負担がかかります。
命をつくるための働きというのは、それだけの大仕事なのですね!
この「溜めて、出す」の繰り返しに、スムーズについていければ良いのですが
身体がついていけなくなってしまうと、さまざまな症状が出てしまいます。
便秘をイメージしてください。
「出す」ときはまだしも、「溜め」てしまっているときはツライですよね。
身体のめぐりも「溜まる」、すなわち滞ってしまうと
ツライ症状が出やすいということになります。
月経前は、身体の中に経血が「溜まった」状態にあるのでツラくなるのです。
次回も引き続き、東洋医学的な考えをご紹介します!!
2016/03/14
月経前症候群(PMS)と鍼灸治療 その1
生理前(月経前)になると、前回までお話ししていた
ニキビができてしまうという方も少なくないと思います。
関連して、月経前症候群(PMS、月経前緊張症)についてお話ししていきます!
女性の身体の健康を考えていく上で
切っても切れない関わりがあるのが生理(月経)ですね。
思春期から更年期まで、実に30~40年ほどの間
ホルモンの働きによって月経に伴う身体の変化をつくりだしています。
身体の中では、毎月のように劇的な変化が起きていますので
そのリズムをつかみ、できるだけ快適に過ごせるように
ぜひ東洋医学の知識を活用していただければと思います!
(男性もぜひ、女性についての理解をより深めてくださいね^^)
ちなみに、西洋医学ではこのように定義されています。
「月経前症候群(PMS)」とは…
月経の数日前から起こり、月経開始ととも消失する
イライラ・だるさ・肩こり・腹痛・便秘などのさまざまな症状。
次回は、月経とそれに伴う身体の変化について
東洋医学ではどのように考えられているのかをお伝えします!
2016/03/11
体質別・ニキビに効くツボ!その3
セルフケアにおススメのツボをご紹介します!
正確なツボの取り方については、ぜひスタッフにお声かけください。
3つの体質とは…
①食生活で余分なものが溜まったタイプ
②ストレスで余分なものが溜まったタイプ
③余分なものを出す力がないタイプ
今回ご紹介するのは
③余分なものを出す力がないタイプ、です。
しっかりと余分なものが出せるよう、身体に力をつけていきます!
~おススメのツボ~
・関元(かんげん)
おへそから指4本分下にさがったところ
・足三里(あしさんり)
膝のお皿を親指と人さし指でぐるっと囲うようにして
人さし指~小指をそろえると、ちょうど中指の先があたるところ
ニキビの改善のため、しっかりお食事・睡眠をとりつつ、
ぜひツボ押しを取り入れてみてください!