新着情報
2016/03/29
鍼灸治療の種類 その4
前回は、中国式の鍼灸治療の特徴についてでしたが
今回、日本式の特徴を、中国式と比較しながらお話しします!!
~日本式~
身体の変化を問診・触診・舌診などからとらえる。
…のは中国式と同じですが、特に重視されているのが
触診の中でも「脈診」です。
脈診とは、手首の脈に両手で触れることによって
身体の中の状態を把握する、というものです。
中国式でも脈診を行うことはありますが、
より重きが置かれている感じですね!
そして、刺激の量にも違いがあります!!
中国式は、太い鍼を多く用いたりと刺激強めですが
日本式では、自然としなってしまうほどの細い鍼を
比較的少なく使うのが特徴です。
中には、1本だけ…という治療方法もあります!
どちらかというと、初心者の方には日本式のほうが
受けやすいということになりますね。
ただ、刺激の強さについては調節することが可能なので、
心配な場合は、事前にご相談いただくのが一番かと思います!
…ということで、中国式と日本式の治療の違いでした!
どちらもベースとなるのは東洋医学の考え方ですが、
治療の理論や刺激に違いがあります!
当院では、患者様の状態に合わせて
西洋医学的・東洋医学的、どちらの治療も行います。
もちろん刺激も適切な強さで行なっておりますが、
初めてで心配な方は、ぜひご予約の際に
スタッフまでご相談くださいね^^
2016/03/28
鍼灸治療の種類 その3
前回、東洋医学系の2つの鍼灸治療について
・たくさんの経験に基づいて研究された医学である
・『経絡』や『経穴』を使って治療を行う
という共通する特徴をお話ししました。
では、中国式の治療と日本式の治療は
どこに違いがあるのでしょうか?
もちろん鍼灸治療は長い年月を経て
非常に多岐にわたっているため、一概には言えませんが…
今回は中国式、次回は日本式の治療の特徴について
ご紹介していきたいと思います!
~中国式~
身体の変化を、問診や触診・舌診などからとらえる。
・内臓(東洋医学でいう「五臓六腑」)の働き具合
・身体の中のエネルギーバランス …など
治療は、比較的太い鍼などを使うことが多く
また、刺激をする箇所も多いために、刺激は強め。
ひびきという、独特のジーン・ビーンとするような感覚を
強く起こさせることもある。
そのため、慣れないとびっくりしてしまうこともあるが
慣れるとこれがたまらない!となる方が多い(笑)
(もちろん、刺激少なめにしている施術者の方もいます!)
次回は、日本式の鍼灸治療の特徴について
お話ししていきます!!
2023/07/04
鍼灸治療の種類 その2
今回は、東洋医学系の鍼灸治療についてお伝えします!
東洋医学系には、大きく分けて2つ。
中国から伝わった方法と、日本で独自に発展した方法があります。
鍼灸は、もともと古代の中国でできた治療法です。
そして長い年月を経て蓄積された経験によって
研究が重ねられ、精度の高いものへとなっていきました。
たくさんの経験に基づき、この部分に触れると身体に変化があるぞ!
というところを探し集めた結果、見つかったのが
『経絡(けいらく)』や『経穴(けいけつ=ツボ)』です。
東洋医学系はどちらも、この『経絡』や『経穴』を意識して
治療を行うというのが特徴のひとつとなっています。
ちなみに…
『経穴』はよく言うツボであり、ご存知の通り
その部分を刺激すると身体に何らかの作用を及ぼすところです。
『経絡』は『経穴』を系統別につないだ形で存在していて
『経穴』が駅なら『経絡』は線路にたとえられます。
『経穴』からの刺激が『経絡』をつたって全身に行き届いたり
また、身体の不調が『経絡』をつたって特定の『経穴』にあらわれたり…
『経穴』同様、『経絡』も治療する上で重要視されるものです。
2016/03/23
お花見とお酒
桜の便りが届くようになりましたね!
みなさんは、見に行かれますか?
この時期、毎年ニュースになるのが
名所でのお花見ですね!
お昼間も夜も、それぞれ素敵なものです^^
そしてそのお花見のニュースのときに
必ず話題になるのが、どんちゃん騒ぎ!
お酒飲みすぎちゃったな~という人がたくさんいますよね。
2023/06/30
鍼灸治療の種類 その1
当院では鍼灸治療を行なっております。
最近は、美容鍼(美容針)などが注目されていますし
街中で「あ、ここにも鍼灸院!」とお気づきになる方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
今回から、鍼灸業界の裏話(?!)をしてみたいと思います。
一口に鍼灸治療といっても、実はいろいろな種類があります。
大きく分けると3つ…細かく分けたら数え切れないほど
さまざまな治療理論とその方法があります。
まずは今回、西洋医学系から。
西洋医学に基づいた鍼灸治療では、筋肉の場所や働き、
神経・血管の場所を考えて、鍼やお灸で刺激をしていきます。
たとえば、肩こりのときには肩の筋肉、腰痛のときには腰の筋肉に
というように、症状がある部分を中心に治療を行います。
しかし、身体というのはひとつひとつのパーツが連動して動くので
問題を起こしているパーツだけでなく、関連があるとされる
離れたところにあるパーツへも治療を行うことがあります。
また、治療の補助としてさまざまな医療機器を併用することがあります。
当院で使用しているものには、以下のようなものなどがあります。
・マイクロカレント(微弱電流)
・レーザー
・ライズトロン(超短波)
症状がある部分を中心に治療を行うことが多いため
なぜそこに鍼やお灸をするのかが、比較的わかりやすいのが特徴です。
次回は東洋医学系についてお送りします!!