新着情報
2017/03/13
被災したときに必要な“備え”は?
東日本大震災の発生から6年が経ちました。
もともと地震の多い日本ですが、近年大きな地震が相次ぎ
皆さんの防災意識もより高くなっていることと思います。
万が一のときのために、避難経路を確認しておいたり…
便利な防災グッズや備蓄食品を揃えておいたり…
このようなことは、被災して比較的早いうちに重要となることです。
ですが、被害が大きく避難生活を余儀なくされたときのために
日頃からしておかなければならない、もうひとつの大切な“備え”があるのです。
それは、、、身体の定期的なメンテナンスです!!
避難生活が長引けば、腰や背中・肩など痛みが出やすくなります。
痛み止めなど服用している薬などがなくなりますし
大きなストレスがかかるため、日頃はあまり気にならなかった症状が
強く出てきて悩まされることもあるかもしれません。
このような機会に、被災したときのことも考え
しっかりと身体のメンテナンスをしておきましょう!!
2017/03/13
この時期は「うつ」に注意?! その7
前回は、ストレスが肝から胃腸にまで影響するお話をしました。
今回はもっと進行すると何が起きるのかを説明します!!
私たちは、食べ物を口から入れて、胃腸で消化吸収することで
身体の中に栄養を取り込んで活動しています。
胃腸にまで波及した影響により、消化吸収が上手くできなくなると
栄養が取り込めなくなり、身体を養うことができなくなります。
栄養は、心(肺)を通って気血として全身に運ばれますが
栄養が不足すると、心は満足に働くことができなくなります。
ストレスが解消されない状態が長引くと、心にまで影響してしまうのです!
東洋医学でいう「心(しん)」は、心臓とは違う働きも持っています。
心を“こころ”と訓読みするのです。
すなわち、精神をつかさどっているのです。
ストレスが胃腸に影響する状態が長引いてしまうと
やがて精神面にも影響してくる!!というわけなのですね。
ストレスがかかっているなぁというとき
何となく精神的につらさを感じた後に、胃腸にも!
というイメージがおありなのではないでしょうか?
ですが、精神に影響する(自覚が強くなる)前に
すでに身体への影響は始まっているのです!!
春は何かとストレスの多い時期ではありますが、
少しでも心と身体のリフレッシュにつとめましょう^^
次回は、いよいよまとめ篇です!!
2017/02/20
この時期は「うつ」に注意?! その6
前回は、何らかのストレスをきっかけに
気血の流れが悪くなった『肝気うっ滞』についてお伝えしました。
今回は、ストレスが解消されず『肝気うっ滞』が進行していくと
どのようなことが起こり得るのかについて、お伝えします!
「ストレスがかかると胃が痛くなる」という話を
一度は耳にされたことがあると思います。
この現象を、東洋医学では『肝気犯胃(かんきはんい)』といいます。
さらに進行すると、胃とともに消化活動をしている腸に影響します。
スポーツのダブルスで、片方が不調であればもう片方の負担が増える…
負担が増えれば本来の動きができなくなる…というイメージですね!
胃腸の動きが障害されてしまうと、食べ物が上手く消化できません。
胸やけ、げっぷ、胸のつかえ、食欲不振、むくみなどの症状が出ます。
今回は、ストレスから生じた『肝』の不調が
胃腸の不調にまで波及する、というお話をしました。
次回はもっと進行した場合のお話です。
より「うつ」らしい(といったら変かもしれませんが)症状が出てきます〜。
2017/02/18
この時期は「うつ」に注意?! その5
前回まで、うつの基本的知識をお伝えしました。
今回は当院らしく東洋医学的な考え方などをお伝えします!
東洋医学でいう健康とはどんなものでしょう?
これは以前にもお話させていただきました。
健康=『気や血が全身を滞りなくスムーズに流れている状態』です!
2017/02/17
この時期は「うつ」に注意?! その4
今回は「うつ」で生じる症状についてお伝えします!
・気分が落ち込みやすい、憂鬱、空虚
・疲れやすい、気力がない
・人と会うのがおっくう
・何に対しても興味が湧かない、楽しくない
・集中力がない
・イライラしやすい
・自分に価値がないと感じる
・自分にすべての責任があると感じる
・死んでしまおうと考える、計画を立てる
・食欲がない/食欲が増加している
・眠れない/寝すぎる
このような症状が日常的にあり、とてもつらいと感じていたり
生活に支障をきたしている場合、うつの可能性があります。
(※アルコールや薬物の影響、内科的疾患でない場合)
上記にあげたものは、精神症状が主となっていますが
うつで身体症状を伴うことも少なくありません。
・睡眠障害・疲労倦怠感・めまい・耳鳴り・味覚障害
・首肩のこり、腰痛、腹部の痛みや不快感・便秘や下痢
・頻尿、性欲減退、月経不順
前回の、なりやすい人・きっかけ篇と併せてご覧いただき
少しでも可能性を感じられた場合には、医療機関を受診することをおすすめします。
医療機関では、投薬による治療(薬物療法)や
カウンセリングなどによる精神療法を受けられます。
うつは、きちんと治療することで改善が期待できるものです。
また、うつではないかと不安な方、すでに治療を受けられている方へ
当院でも行えるサポートがあります。
次回は、東洋医学的な「うつ」の考え方とその鍼灸治療についてお伝えします!