新着情報
2021/04/03
乾燥知らずのお肌の秘訣は? その3
ではどうすれば、『血(けつ)』の量を保って
充分に身体を栄養し潤わせられるのでしょうか?
『血(けつ)』は、常に身体を栄養しているので
使わずにとっておくことはできません!
ですので、充分に『血(けつ)』を生成することが
うるおい美肌にとって大切なことになります。
より多くの『血(けつ)』が生成される時間…
それこそが東洋医学的・お肌のゴールデンタイムです!!
とは言いましたが、通常言われるゴールデンタイムと
実はあまり変わりなかったりします^^;
東洋医学では、物事をよく「陽」か「陰」どちらかに分類します。
これを「陰陽説」というのですが、陽は活動的なイメージのもの、
陰は落ち着いたイメージのものが分類されます。
時間帯でいえば、身体を活発に動かすお昼間が「陽」で
横になり身体を休める夜間が「陰」になります。
身体の中の成分でいえば、身体を動かすパワーである『気』は「陽」で
身体をしっとり潤わせて落ち着かせる『血(けつ)』は「陰」です。
『血(けつ)』などの「陰」に分類されるものは
身体の活動が落ち着いて「陰」の力が強い時間である、
夜にしっかり休息をとることで養われるとされています。
睡眠不足はお肌の大敵!!といいますが、
東洋医学的な観点からしてみても、夜の休息というのは
本当に大切なものなのです。
なかなか乾燥肌が解決されずにお悩みの方はぜひ、
今まで以上に充分な睡眠を心がけられてはいかがでしょうか??
また、しっかり休息をとっていたとしても、体質的に
『血(けつ)』の生成が少ない方がいらっしゃいます。
そういう方には、鍼灸治療が効果抜群です!
ぜひ一度ご相談ください^^
2021/03/27
乾燥知らずのお肌の秘訣は? その2
前回、ぷるんぷるんのお肌の鍵は
東洋医学でいう『血(けつ)』!!
というお話をしました。
『血(けつ)』は、身体を栄養し潤わせる成分。
これが身体の中で少なくなってしまうと
お肌が乾燥するのはもちろん、
髪の毛がパサパサになったり、目が乾いたり、
月経周期や量に異常が出たりしてしまいます!
女性の美しさにとって、とても重要なものなのです!
男性にも、もちろんとても大切なものではあるのですが、
女性は月経周期を作るために『血(けつ)』を使うため
男性よりももっと関係が深いのです~。
ではその『血(けつ)』ですが、
身体の中を栄養し潤わせるために、常に使われています。
なので、身体を酷使しすぎると当然『血(けつ)』が
足らない状態になってしまいます。
ではどうすれば、『血(けつ)』の量を保ち
ぷるんぷるんのうるおい美肌を実現できるのか…
それを次回、お伝えしてまいります!!
2021/03/20
乾燥知らずのお肌の秘訣は? その1
だいぶ暖かくなり、日差しも強くなってきましたね!
これからの時期、お肌のためには
紫外線対策が重要です!
しかし、乾燥する冬を越えてもまだ
ぷるんぷるんとはいかない…
なんてお悩みの方、いらっしゃるのではないでしょうか?
保湿のための化粧品を使ったり
加湿器をセットしたり
何かと対策はしているはずなのに落ち着かない、
その原因は、身体の中にあるのかもしれません!
実は、夜10時から2時までの間にしっかり寝ると
美肌になれるという、お肌のゴールデンタイムも
東洋医学と関係があるのですよ~!
(ちなみに、最近では夜10時から2時というより
眠りはじめ3時間ほどが大切という説が強いようです!)
その鍵を握っているのは、東洋医学でいう『血(けつ)』。
以前も少しお話ししたことがありますが、
『血(けつ)』は、西洋医学の「血液」と似たようなイメージで
身体を栄養したり潤わせたりする成分です。
つまり、潤いのもとなのです!!
次回はなぜ『血(けつ)』とゴールデンタイムに関わりがあるのか
お話ししたいと思います^^
2021/03/13
更年期障害を治すには~治療編~
更年期障害に対して、東洋医学では以下の治療方針で治療します。
「足らない水(腎)を補い、強くなった火(心)の勢いを抑える」。
実際にはどんなツボ(経穴)が効くのでしょうか??
今回はよく使われる2つのツボ(経穴)をご紹介します。
「関元(かんげん)」と「内関(ないかん)」です。
*関元(かんげん)
おへそから指4本分、足のほうに向かったところにある。
→下腹部にある腎(水)のパワーを高めます。
生命力をあげてくれるので、元気が出るツボです!
*内関(ないかん)
手のひら側の手首のシワから指3本分、肘に向かったところにある。
→精神を落ち着かせてくれる、リラックスのツボです!
緊張しているときや、車酔いのときにも使えます。
今回は数あるツボの中からとっておきの2つのツボをご紹介しました!
このツボだけ押せばすっかり良くなってしまう…というわけではありませんが
やらないよりやったほうが絶対に良い!ということで載せました。
更年期障害でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください!
当院が全力でサポートさせていただきます!!
2021/02/27
更年期障害を治すには~東洋医学の考え方編その2~
前回、更年期障害は
「身体の中で火と水のバランスが乱れている」状態なので、
弱くなってしまった〝水〟の力を補い、
強くなっている〝火〟の力を弱める
という治療を行うというお話をしました。
いきなり〝火〟や〝水〟の力と出てきたので、何それ?と思われた方も多いと思います。
今回は少しその辺りからお話ししていきたいと思います。
東洋医学では、身体をつくり働かせるものとして五臓六腑があります。
*五臓六腑とは…
肝・心・脾・肺・腎の五臓と、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦の六腑のこと。
西洋医学の内臓の名前と同じものがありますが、働きには違いが多いです。
今回は特に五臓六腑のうちの「五臓」についてお話をします。
この五臓ですが、それぞれ東洋思想の五行(ごぎょう)説というものに基づき
肝は木・心は火・脾は土・肺は金・腎は水という
自然界のエネルギーと関連が深いといわれます。
五臓の心は、単に心臓という意味合いだけでなく精神的な働きも含んでおり、
燃えるような感情…と言ったりするように、火のエネルギーと関連が深いです。
五臓の腎は、西洋医学と同様尿をつくる働きも持っていますが、
生命力や生殖力…生きるための根源的な力を持っているといわれています。
踏ん張るときに「お腹に力を入れて!」と言うのは、
実は下腹部にある腎の力をフルに活用しようとしているのです。
この腎は、心とは逆に、水のエネルギーと関連が深いです。
火は心、水は腎…少しずつ謎が解けてきましたかね??
次回はもう少しどっぷり東洋医学に浸りたいと思います!
