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2025/11/05
スマホによる目の疲れ(眼精疲労)について
東洋医学的に見ると、「五臓の失調」と「気血の滞り」が原因です。五臓は、特に「肝」、そして「脾」「腎」が深く関係しています。以下に詳しく説明していきます。
1.「目」と「肝(かん)」の関係
『目は肝の窓』といわれ、東洋医学でいう「肝」の働きと密接に関係していることを表しています。「肝」は現代医学の肝臓とは少し違う考え方をされていて身体の中のうるおいや栄養である「血」を貯蔵しています。また、それを全身に送り届ける働きをしています。
スマホを長時間使用し続けて目を酷使していると「肝」の貯蔵している「血」をどんどん消耗します。この状態を「肝血虚(かんけっきょ)」といいます。
その結果として、次のような症状が出やすくなります。
・目の乾き、かすみ
・目の充血
・しょぼしょぼ感
・イライラや集中力の低下 *肝を傷つけることによる症状
2.「気血の滞り」と首肩のこり
スマホを操作するときには、うつむき姿勢が長時間続くことも問題です。同じ姿勢を長く続けると血流が悪くなるのはご存じのとおりですが東洋医学でも同様に、首・肩周囲の気血の巡りが滞ると考えます。そうすると、頭部や目への気血の巡りも滞ってしまうため、目の疲れがとれにくくなります。
巡りが滞る状態のことを「気滞血瘀(きたいけつお)」といい、頭重感・頭痛・目の奥の痛み・首肩こりなどを引き起こします。
3.「脾」と「腎」の働きにも注目
「脾」…身体にとっての栄養である「気血」を作っている。脾が弱って「気血」が不足すると疲れを回復する力が落ちる。
→慢性的な眼精疲労、疲れやすいなど
「腎」…生命エネルギーの源となっている場所。目を酷使する期間が長く続くと消耗してしまう。
→目の乾燥、充血、手足のほてり、寝汗など
4.改善・予防のための東洋医学的ケア
・ツボ刺激
攅竹(さんちく)…眉頭の中にある小さなくぼみ
太陽(たいよう)…こめかみの少しくぼんだところ
風池(ふうち) …後頭部の髪の生え際で、中心にある左右の筋肉の外側
◇眉毛を大きくつまんで、少し持ち上げるようにするのも効果的
・食養生
肝血を養う:ブルーベリー・クコの実・ほうれん草・レバー
腎を補う:黒ごま・黒豆・山芋
脾を整える:かぼちゃ・米・いも類
・生活の工夫
・1時間に1回は遠くを見る
・目を蒸しタオルで温める
・睡眠をしっかりとる ※肝血や腎の回復
*20-20-20ルール
20分 デジタルデバイスを見たら
20秒以上 デバイスから目を離して
20フィート(6メートル)以上離れた遠くをみる
まとめ
スマホ使用による目の疲れ(眼精疲労)は、単に「目の疲れ」だけではなく「肝」「脾」「腎」のバランスの乱れを起こしていきます。日頃から心がけて目を癒していくことで、心と身体全体を整えることにつながります。


