新着情報
2019/08/03
変形性膝関節症の鍼灸治療 その2
「変形性膝関節症」になるタイプのひとつ
【寒湿】についてお伝えしていきます!
【寒湿】は文字通り、寒さや高い湿度が原因となっている病態です。
近年では冷暖房が普及し、お家の中ではあまり感じませんが
やはり一歩外に出てしまうと、夏の暑さや冬の寒さなどを感じますよね!
文明が発達してもなお、身体が自然環境から受ける影響は避けられないため
東洋医学では、この自然環境についても重きを置いています。
自然環境を、大まかに風・暑・湿・燥・寒の5つとしていますが
それぞれ春・夏・梅雨・秋・冬の特徴ですよね!
四季により顕著になる自然環境というのは、各々の時期で
身体に大きな影響をもたらしているのですが、健康な状態であれば
身体の方はそれに対応すべく上手に働いて、事なきを得ています。
ですが、身体が弱っていて対応できない場合
自然環境の力に振り回されてしまい、何かしらの症状が出てしまうのです!
【寒湿】の場合は、特に“水分代謝”の能力が弱まっているため
身体を取り巻く大量の湿気に負けてしまい、体内に水を溜めこんだ状態になります。
「変形性膝関節症」のとき、膝まわりにお水が溜まってしまうというのは
“水分代謝”に問題があるということなのですね!
次回は、この“水分代謝”が悪くなってしまう原因について
お話を進めていきたいと思います^^
2019/07/27
変形性膝関節症の鍼灸治療 その1
今回は「変形性膝関節症」についてです!
「変形性膝関節症」は、年齢を重ねるとともに
膝の軟骨がすり減ることで痛みや腫れを起こすものです。
階段の昇り降りや正座などで痛みを感じやすいのですが、
現在、60歳以上女性の40%がこの「変形性膝関節症」といわれています。
2019/07/20
梅雨のだるさに!
例年ならそろそろ明けてもよい気がしますが。
そんなわけで、今回は梅雨のお話です。
梅雨と聞くだけで、どんよりとした気分になってしまいますが
梅雨時期は、身体も何だか重い…そう感じられている方も少なくないのでは??
実はこの梅雨のだるさ、、、鍼灸治療で軽減できるかもしれません!
東洋医学をベースとした鍼灸は、日本の気候に合わせて発展してきました。
春の嵐(風ですね)、夏の暑さ、梅雨のジメジメ、秋の乾燥、冬の寒さ…
気候が身体に及ぼす影響を、長い年月をかけて研究したのです!!
梅雨のジメジメを、東洋医学では「湿(しつ)」と表現します。
湿気の「湿」ですので、そのままですね!
梅雨時期に大量に生じた「湿」は、実は身体の中にも入ってきます。
私たちの身体はいわば濡れた洗濯物状態になるわけですが、
洗濯物は干している間に、まず水分が下に溜まっていきますよね?
梅雨になると身体がだるい(特に下半身を中心に)という方は
ちょうどこの干し始めの洗濯物になってしまっているのです!
でもご安心ください!「湿」対策は、鍼灸でできるのです!
それも、気候に合わせた治療が研究されてきたものだからこそ。
今年の梅雨は、鍼灸治療で軽やかに乗り切りませんか?
2019/06/06
頭が痛いからすぐ薬。やりがちですが…
先日、薬剤師の方とお話しする機会がありました。
その方は、長年薬剤師のお仕事をされていらっしゃるのですが
ご自身では薬をほぼ服用しないとのこと!
例えば頭が痛くなっても、別の方法で対処したり
そもそも頭痛が起こらないように予防法を実践していたり。
では薬を使いたくない理由は一体何なのでしょう??
その方いわく、この歳まで薬剤師の仕事をしていると、
患者さんも当然歳を重ねていく。その中で、長年にわたり
薬を服用した身体がどうなっていくのか、目に見えてわかってしまう。
頭が痛いときにすぐ薬…手軽ですし、つらくて何もしたくないときに便利です。
でも、薬はあくまで対症療法。根本から治す薬はないんです。
つらいからと何年も飲み続けていると…
薬剤師の中では暗黙の了解になっていますが、
身体にとって良いことは何もありません!!とのこと。
同時に、鍼灸などで身体の外側から自然治癒力に働きかけ
良い体質に変えていくことが、とても大切だと感じている…
そうおっしゃっていました。
鍼灸マッサージ師として、自然治癒力にアプローチできる
東洋医学の素晴らしさは日々感じていますが、
こうして違う業界の方からも絶賛していただけるというのは
とても嬉しいことだなぁと思いました。
鍼灸というと、何となく痛い?!熱い?!と過激なイメージを持たれがちですが
良い体質に変われる!しかもそれがとても身体に優しい方法で!
ときたら、良いことづくめですよね。
当院にいらっしゃっている皆さん、自信を持っていらしてください(笑)
一緒に、自然治癒力を高めて、パワフルな毎日を過ごしましょう!
2019/05/24
帯状疱疹後神経痛に、鍼灸!
前回までお伝えしてきた帯状疱疹ですが、
今回はその後遺症である、帯状疱疹後神経痛の治療についてご紹介します。
病院での治療は、抗ウイルス薬、鎮痛薬、外用薬などが使われます。
重症化した場合は、痛みも強く、発疹もひどくなることが多いため、
精神的にもかなり影響が出ます。それに対し抗うつ薬が使われることもあります。
病院での治療に併せて鍼灸施術も受けられる方もいます。
鍼灸単独という方ももちろんいます。
鍼灸施術では、痛みを和らげるのはもちろんですが、
体質改善・免疫力アップという効果も期待できます。
さらには自律神経の働きを整えられるので、精神的な影響による
不眠や精神不安定にまでアプローチが可能です。
ちなみに、発症してからの抗ウイルス薬同様に、鍼灸施術も早ければ早いほど良いです。
帯状疱疹は、2割程度が帯状疱疹後神経痛に移行するともいわれていますので
もしかして帯状疱疹後神経痛かも?と気になる方、少しでも良くなりたい方はご連絡ください。
なお、水ぶくれ(発疹)が出ている期間は施術が難しいので
落ち着きましたら、早めにご連絡をお願いいたします^^
