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2021/01/30
【東洋医学のお話】その4
前回に引き続き「切診」について。
今回はそのうちの舌診についてお話しします。
舌診は、舌を診ることで全身状態を把握しよう、というものです。
これ「本当かしら…」と不安とあやしさでいっぱいですよね(笑)
簡単な舌の診方に、色というのがあります。
身体が冷えていれば青白く、熱ければ赤いというのです。
普段人の舌をじっくり見ることなんてまずないと思います。
なので、みんなピンクじゃないの?と思われがちですが、
微妙な違いがあるのです!
それを我々東洋医学のプロは見分けていくのです!!
…と偉そうな書き方をしましたが、みなさんも
知らず知らずのうちに似たような診方をされているのです!
例えば、プールに入った後に唇が青ければ
身体を冷やしてしまったのでは?となりますよね。
唇は身体の表面に見えていますが、舌は口の中にあるため、
より身体の内側の状態まで捉えることができるといわれています。
それを上手く使っているのが、舌診なのですね!
舌診ではこの他に、舌の大きさや形、
舌についた苔の状態なども複合し全身状態を把握していきます。