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2020/06/06
足関節捻挫の治療について その1
老若男女問わず、やってしまった!という方が多いのが
足関節(足首)の捻挫(ねんざ)です。
スポーツなど激しい動きをする際にも起こりますが
日常生活を送っていて、道の小さな段差などによっても
簡単に起こり得るのが、この足関節捻挫です。
足関節捻挫の多くは、足の裏を内側に返すようなひねり方で起こります。
足の裏を、内側と外側に向けてみてください。
外側に返す動きの方が小さくなりますよね。
つまり内側に返す動きよりも安定性が高くなっているのです。
足首の構造によって、より不安定な内側に返す動きの方が
ひねってしまいやすくなっているのです。
捻挫したとき、どの部分を怪我してしまっているのかというと
足首まわりの「靭帯」です。
靭帯は、関節の動きが過度にならないように
制限してくれている硬いゴムのようなものですが、
捻挫のときには強く引っ張られて伸びたり切れたりしてしまいます。
内側に返す(内返し・内反)動きで怪我したときには、
足関節の外側についている靭帯を損傷してしまいます。
足関節の外側には、3つからなる外側靭帯というものがあります。
・前距腓靭帯(外くるぶしから前の方へついている)
・踵腓靭帯 (外くるぶしから下の方へついている)
・後距腓靭帯(外くるぶしから後ろの方へついている)
このうち、前距腓(ぜんきょひ)靭帯・踵腓(しょうひ)靭帯の2つが
内側に返す(内返し・内反)捻挫で特に損傷されやすいものです。
次回はもう少し詳しく、足関節捻挫についてお話しします!