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2020/06/13
足関節捻挫の治療について その2
前回、内側に返したときの内返し捻挫・内反捻挫では
外くるぶしの周りについている靭帯を損傷しやすい、とお伝えしました。
~おさらい~
・前距腓(ぜんきょひ)靭帯…外くるぶしから前の方へついている
・踵腓(しょうひ)靭帯 …外くるぶしから下の方へついている
捻挫してしまったとき、外くるぶしの前や下を押してみて痛みがあれば
それぞれの靭帯が損傷されている可能性が高いです。
また、捻挫には軽い捻挫から骨折を伴うような重い捻挫まであります。
① 1度捻挫…靭帯が微細な損傷を受けている、全治2~3日
② 2度捻挫…靭帯が部分断裂している、全治2~3週間
③ 3度捻挫…靭帯が完全断裂している、全治1~2ヶ月
ただ足をひねっただけだしなぁ…と思っていると、
実は靭帯がブッツリ切れてしまっていた!
骨が折れていた!手術が必要!なんて事態になっていることも。
痛みが強い場合は、整形外科を受診するようにしてください。
X線(レントゲン)検査で骨折の有無を調べてくれます。
また、ひどい場合にはギプス固定をされることもあります。
そういう特殊な処置が必要な場合でなくても
捻挫をしてしまったときには、しっかりと治療することが大切です。
1~2度の捻挫であれば、湿布を貼ってサポーターつけて…という
程度の対処で済まされてしまうことが多いのですが、
足関節は体重を支えていますし、歩く動作で常に使われています。
見かけ上は治っても、何だか違和感がある…動かしづらい…
ということが少なくないのです。
いつか治るのを待つ、ではなく、積極的に治していきましょう!
しっかりと治療を行うことで、後遺症も残らず
良いパフォーマンスを発揮することができるはずです!!
次回は、足関節捻挫の治療法についてお話しします。
