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2018/04/11
頭痛を治したい!~二日酔い編その3~
前回までに、お酒は〝湿熱〟つまり水分と熱の作用を持つものであり
飲み過ぎると身体の中が湿(水分)でいっぱいになってしまうというお話をしました。
今回は、湿(水分)が多いとなぜ頭痛が起こってしまうのかをご説明します!
まず、お水をたくさん飲んだときを思い出してみてください。
しばらくすると、身体の中でおしっこがつくられて排出されますよね?
逆にお水を飲まないでいると、のどが渇いたという感覚が生み出されます。
身体は、内部の状態(水分量など)が大きく変化しないように
そのときどきに合わせて調節をしてくれています。
お酒の飲み過ぎで湿(水分)が多くなっていくと、身体はそれを排出しようとします。
翌日にお腹がゆるくなるのも、多くなった水分が便と一緒に排出されるからです。
ですが、排出が間に合わないと、どんどん身体に水分がたまっていきます。
水でパンパンになるので、身体がだるい・むくむ・食欲が出ない…という症状が出ます。
さらに言えば、洪水が起こるともともとの水の通り道である
田んぼなどの用水路の流れはぐちゃぐちゃに乱れてしまいますよね。
身体の中もそれと同じで、湿(水分)が溜まったときは
水でパンパンの上に、流れがぐちゃぐちゃに乱れた状態だとイメージしてください。
二日酔いのときの頭痛って、頭が重かったりモヤモヤしたりしますよね?
頭痛は、水分過多によって身体の流れが乱れたことで起こる症状なのです。
次回はいよいよ対処法!!
水分過多になってしまった身体はどうすれば治るのか、です!
2018/04/07
頭痛を治したい!~二日酔い編その2~
前回、食事によって体調が変化することについてお話ししましたが
今回は、二日酔いになっているとき身体はどういう状態なのかをお話しします。
食べ物はそれぞれ身体に対するさまざまな作用を持っています。
まず、この時期口にすることが増える「お酒」ですが
〝湿熱(しつねつ)〟の作用を持つと言われています。
東洋医学はちょっと難しい用語も出てきますが、あまり身構えないでくださいね!
聞いてみれば意外と単純なことだったりします(笑)
少し話が逸れてしまいましたが、この〝湿熱〟とはどういう作用なのでしょう。
〝湿〟は、身体に水分を与えること。
お酒を飲んだ翌日、顔がむくんだりするのはこの作用が強く出たためです。
〝熱〟は、身体に熱をあたえること。
これは身体を温めることはもちろん、精神的に高揚させる作用を示しています。
〝湿熱〟の作用をもつお酒をたくさん飲んだとしたら…。
さらにおつまみなどの脂っこい食事も〝湿〟の作用を持っているため、
身体の中は〝湿〟つまり〝水分〟でいっぱいになってしまいます。
その結果として、頭痛が起きたり、お腹がゆるくなってしまったりするのです。
今回は、少し東洋医学的なお話をしてみましたが、いかがでしょうか?
次回はいよいよ、なぜ頭痛が起きてしまうかに言及します!!
2018/03/31
産後の骨盤ケア(骨盤矯正)
妊娠中、特に赤ちゃんが大きくなってくるとお腹が出てきますね。
また、見た目にはわかりづらいですが、赤ちゃんが入っている骨盤も
スペースを広げようと形が少しずつ変化します。
骨盤の骨は外側に向かって広がり、骨を支えている筋肉などは緩まります。
赤ちゃんの成長に合わせて急激に変化するため、
お産が近づくと骨盤まわりに痛みを感じる方も少なくありません。
そして、出産を終えてもなかなか元の状態に戻らない…という方も。
骨盤のケアをしないと、体型が戻らなかったり冷えやすくなったり
さらには婦人科系のトラブルも起こりやすくなります。
これから出産を控えている方、産後の変化にお悩みの方、
骨盤矯正をご検討されてはいかがでしょうか?
ぜひ一度ご相談ください!
2018/04/04
頭痛を治したい!~二日酔い編その1~
今回からは、飲み会シーズンに多い
二日酔いのときの頭痛について、東洋医学的な考え方をご紹介します。
「しょうがは身体を温める」「秋ナスは身体を冷やす説が…」など
最近特に、食べ物の身体に対する作用を耳にする機会が多くなってきました。
その作用は、人々が長い年月をかけて経験したことから得た知恵であり、
梅雨の時期に身体がだるくなる…などと同様、外側の環境(天気や食事)が
内側(体調)に影響を及ぼしていることを示しています。
ちょっと難しいことを書いてしまいましたが、ここで大切なのは
「今までに食べてきたものがその人の身体や体調をつくっている」ということです。
この時期に、お酒を飲んで、おつまみに脂っこいものを食べて…
という食生活をすると、それはバッチリ身体に影響してきます。
一時的には二日酔い、長期的には…ポッコリ出てきたお腹、ですかね(笑)
何事もほどほどが良いと言われるように、偏った食生活はやはり問題です。
二日酔いの症状が出てしまうということは、今あなたの身体は偏っていますよ!
という身体からのサインなのです。
偏ってしまったときは、しっかり元に戻してあげないと体調不良につながります。
次回は、東洋医学的に二日酔いがどういう状態なのかをお話ししたいと思います!
お酒の席があるときに少しだけ心に留めておいていただき、
ぜひ健康管理にお役立てください!!
2018/03/31
妊娠中のトラブルに!~逆子編~
妊娠中の鍼灸治療で特に有名なのが、逆子治療。
通常赤ちゃんは、お腹の中で頭を下にして、頭から外に出てきます。
しかし、頭が下にない状態にあると「逆子」と言われます。
そして「逆子」だと、帝王切開(手術)となることも多いです。
お産が近づくと自然と治ることも多いのですが、万が一に備えて
ママは、寝方を工夫してみたり体操をしてみたりといろいろ試されているようです。
鍼灸での逆子治療は歴史が古く、たくさんの経験に基づいて導き出された
特効穴(よく効くツボ)というのがあります。
「三陰交(さんいんこう)」と「至陰(しいん)」です。
この2つのツボ(経穴)にお灸するというのが有名です。
*「三陰交(さんいんこう)」
内くるぶしの一番高いところから、指4本分膝の方に向かったところにある。
少し凹んでいるように感じられることが多い。
*「至陰(しいん)」
足の小指の爪、外側の付け根にある。
最近はインターネットの普及に伴い、ツボの取り方・お灸の仕方など
調べられて自分で行なってみた、という方も多いのですが…
おひとりおひとり体質は違うものですので、みなさんが同じ方法で治るとは限りません。
(ツボを本当に正確に取るというのも難しいですしね!)
その点、鍼灸院での施術は、個々の体質の違いに対応することができますので
ご自身でケアされるよりも効果をあげることができるのです。
また、逆子は早めの対処が重要ですので、お悩みの方はお気軽にご相談ください!