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2018/05/05
こいのぼり ~季節の薬膳~
柏餅の回でも、薬膳についてお話ししましたが…
今回は、鯉のぼりにちなんだ季節の薬膳を!
鯉のぼりですが、どんな色だったか覚えていますか?
一番大きい鯉が黒、二番目が赤、三番目が青…?
いえ、最近ではもっと色とりどりになっているようです!
うちの鯉のぼりは、5匹で黄緑と紫がいました(笑)
鯉の色はそんな感じなのですが、あともう一つ。
吹き流し(5色のリボン状のもの)もありましたよね!
この「5色」というのが、東洋医学で使われている
『五行説』というものに則ったものなのです。
食材のもつ青・赤・黄・白・黒という色がそれぞれ、
身体に対しての作用があるとされています。
青(緑)…余分な熱を鎮める
例)春菊、セロリなど
赤 …身体の栄養や潤いとなる血(けつ)を補給する
例)レバー、マグロなど
黄 …胃腸の働きを助け、気力を補う
例)味噌、カボチャなど
白 …皮膚を潤わせ、呼吸機能を良くする
例)大根、玉ねぎなど
黒 …老化防止、滋養強壮
例)牡蠣、すっぽん、黒ゴマなど
どの色に分けられるのか難しい…という野菜もありますので
ほんのちょっとだけ、という感じで意識されてみては?
ちなみに鍼灸治療では、患者さんの顔色を診るときなどに
この「5色」を使っていきます。
五臓六腑(東洋医学でいう内臓)がそれぞれ5色に配当されており
病変があるときにその色になる、というものです。
青…肝・胆
赤…心・小腸
黄…脾・胃
白…肺・大腸
黒…腎・膀胱
もともとの肌色もありますので、顔色を診るのは簡単ではありませんが
多くの臨床経験を積み重ねていれば、診ることができます。
鍼灸をはじめとした東洋医学的な治療では、
さまざまな角度から情報を得るほど、体質の判断に役立ちます。
豊富な臨床経験をもつ当院スタッフの施術は、
きっと皆様のお悩みを解決してくれると思います。
どんな症状でも、お気軽にお声かけくださいね^^