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2022/08/20
逆子に鍼灸治療が良いって本当?①
皆さんも一度は耳にしたことがあるかもしれません。
「逆子」の治療に鍼灸が良いというお話。
本当にそうなの?と思われている方や
今現在「逆子」でお悩みの方もいらっしゃるかと思いますので、
今回は「逆子」と鍼灸治療についてご説明していきます。
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逆子とは、胎児が頭を下にしている状態を通常として
その反対、お尻や足が下になっている(子宮口に近い)状態をいいます。
下記のような出産時のリスクがあるため、
逆子(骨盤位)でなく、頭が下(頭位)が望ましいとされています。
・破水しやすい
胎児を包む膜が割れ、中の羊水が出てくることを破水といいます。
胎児と外界とを隔てるものがなくなるため、感染を起こしやすくなります。
・へその緒が上手く出せない
頭を出すときに圧迫されて、低酸素状態になることがあります。
・微弱陣痛になりやすい
産道は、大きな頭で刺激を受けて、出産に充分な陣痛を起こします。
微弱陣痛の場合分娩が遅れてしまうので、胎児の機能不全につながることも。
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妊婦検診で「逆子」と診断される方は30~50%ほどもいらっしゃるそうです。
ただ、逆子であっても自然に治ることが多いといわれていて
分娩時まで実際に逆子である場合は5%以下だそうです。
ですので逆子でも過度に心配する必要はないのですが、
やはり不安は簡単に拭えるものではないと思います。
妊娠8か月(30週前後)から「逆子」と診断・指導されることが多いので
病院の先生と相談しつつ、逆子体操などを実践してみましょう。
それ以外にも、軽く運動したり身体をあたためたり
日々の生活でできることを取り入れながら
安心な妊婦さんライフを過ごしましょう。
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また、逆子を改善するための選択肢として、鍼灸治療があります。
先日当院に逆子治療でいらした方も、33週を過ぎた頃でしたが
治療後に無事に頭位に戻ったそうです。
もし逆子でお悩みの方がいらっしゃいましたら
当院までお気軽にご相談ください^^
次回はもう少し詳しく、逆子の鍼灸治療についてお話しします!
2022/08/10
夏バテ体質を改善しましょう!③
前回、夏バテしやすい『体質』についてお話ししました。
①気虚(ききょ)タイプ と
②陰虚(いんきょ)タイプ、でしたね。
今回は、それぞれの『体質』への対処法についてお伝えします
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まず①気虚タイプですが、普段から脾胃(胃腸)の働きが弱く
食べ物からエネルギーを得づらいタイプです。
脾胃の働きを助けたり、エネルギーをアップするツボ(経穴)を使います。
①足三里(あしさんり)…膝のお皿の下、外側のくぼみから指4本分下
②気海(きかい)…おへそから指2本分下
暑い季節ですが、お腹周りを温める・冷やさないようにするのが良いでしょう。
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次に②陰虚タイプですが、陰分(血ーけつー・津液ーしんえきー)の
消耗が激しかったり、十分に作られていなかったりするタイプです。
ストレスや睡眠不足の解消も、この体質を改善するために大切ですが、
ツボ(経穴)を使ってさらにサポートしましょう!
①血海(けっかい)…膝のお皿の、上の2つの角のうち内側のものから指3本上
②三陰交(さんいんこう)…内くるぶしから指4本上
③合谷(ごうこく)…手の甲側で、親指と人差し指の骨の間
陰虚は、身体の中の水分が不足しているために、相対的に熱が強まっています。
そのため少し身体を冷やしてあげるのも良いでしょう。
夏野菜(トマトやキュウリ)などを適量食べるのを心がけてみてください。
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実際の治療では、身体の中のいろいろなバランスを見ながら
最適なツボ(経穴)を用います。
毎年夏バテがつらい…今年こそは!!という方は、ぜひご相談ください。
2022/08/08
夏バテ体質を改善しましょう!②
前回、夏は暑さから来る「熱」や摂取する「水」の影響に
気を付けて生活しましょう!とお話ししました。
これらは体質に関わらず、すべての方に言えることです。
そして、これにさらに『体質』による影響が加わると
もっと夏バテしやすくなってしまいます。
今回はその『体質』による影響についてお伝えします。
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夏バテしやすい『体質』には、大きく2つあります。
①気虚(ききょ)
②陰虚(いんきょ)
①気虚は、エネルギー(気)が不足しているタイプ。
気力・体力がない、食欲がなくなりやすい、風邪をひきやすい
*いつも元気がないタイプ
②陰虚は、陰分(身体の中の水分である、血や津液)が不足しているタイプ。
喉が渇きやすい、ほてる、皮膚が乾燥している、上手く眠れない
*普段から睡眠時間が短く、ストレスが多い方にみられるタイプ
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同じ「虚」=不足しているという状態ではありますが、
不足しているものが違います。
それぞれ対処法も異なるため、それはまた次回お話ししますね!
2022/08/03
夏バテ体質を改善しましょう!①
梅雨も明けてしばらく経ち、夏真っ盛りですね。
近年は、連日暑さが続く…というよりは急な雨だったり
変な天気に悩まされますが、どちらも身体にとっては大きな負担。
そんなとき気を付けたいのが、ずばり夏バテですね!!
皆さん、毎年夏バテせずに過ごせていますか?
今回は夏バテについて、東洋医学的な考え方をご紹介します。
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夏といえば、暑さ!
もちろん身体が熱くなりすぎないよう気を付ける必要がありますね。
そして暑いときは水分補給が大切!
熱中症のこともありますし、水分を摂る…
のはもちろん必要なことですが、摂り方にも気を付けたいところです。
運動時など身体が熱くなるときは冷たいお水が良いですが、
普段の水分補給には、身体を冷やさないよう常温のお水のほうが良いそうです。
こまめに摂るのが大切ですが、一度にガブガブ飲まないようにしましょう。
そして一緒に塩分を補給するのも大切です^^
皆さん、こんな感じで夏の暑さへの対策を取られていると思います。
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東洋医学、鍼灸治療でも、基本的な考え方は同じです。
①熱くなったものは冷ます!
→清熱(せいねつ)…余分な熱を取り除くこと
②水分(特に冷たい)を摂りすぎない!
→利水(りすい)…過剰な水分を排出すること
外から受ける熱や水の影響に加え、夏バテしやすい『体質』というのもあります!!
次回はその夏バテ『体質』についてお話ししていきたいと思います。