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2019/10/26
眠れない…不眠を改善するには! その5
ストレスによって障害された肝の働きを改善するために
ストレッチをおススメする理由についてお話しします!
まず、健康であって肝の疏泄(そせつ)がスムーズなとき
身体はどんな状態なのかというと…
気や血(けつ)が全身をくまなく偏りなく巡っている、となります。
気や血は、身体を働かせ動かすエネルギーや栄養分ですので
健康な状態であればそれが充分に行き渡り、
身体はどんな動きでも楽に行え、痛みを感じることもないのです。
逆を言えば、ストレッチしたときに痛みを感じる場所があれば
その部分の気血の流れが乱れている…
つまり、肝の疏泄(そせつ)作用に障害がある、ということです!
肝は、全身のめぐりだけでなく筋肉の動きとも直接関わりがあります。
身体を動かすときには、その関節の周りにある筋肉を動かしますが
そこへ必要な気血を、必要な分だけ分配するのも肝の働きなのです。
全身をくまなく巡らせながら、必要なところへ分配しているのです。
この筋肉への分配が上手くいかないとどうなるかというと
例えば、目の周りがピクピクしたり…
ふくらはぎなどがつってしまったり…ということが起こりやすくなります。
ストレッチをすると、全身のめぐりが良くなり筋肉を動かしやすくなります。
これによって肝が働きやすいような環境をつくってあげることができます!
また、今現在詰まりが生じている部分を意識してあげることにもなり
ボディメンテナンスへのやる気も高まります!!
気づかなければ、改善しようと思いませんからね!
気血がスムーズにめぐれば、身体はスッキリ・心もスッキリ。
不眠は解消して、きっと質の良い眠りをとることができるでしょう^^
少し時間があるときは、ぜひストレッチをしてみてください!
2019/10/19
眠れない…不眠を改善するには! その4
前回に引き続き、ストレスによる不眠について
簡単にできるセルフケアをお伝えします!
ストレスが原因となっている場合、身体の中では
肝の疏泄(そせつ)作用という働きに問題があります。
これは全身のめぐりをスムーズにし、身体各所に偏りなく
気血(きけつ/エネルギーや栄養)を届ける働きです。
身体の働きを作り出している五臓六腑のうちの「肝」ですが、
この「肝」と深いつながりを持っているのが【身体の側面】です。
お腹でもなく、背中でもない…わきの下・脇腹・お尻の横。
この辺りをストレッチすることで、
肝が働きやすいようにしてあげられるのです!
ラジオ体操などにもあるように
片方の手を腰に当てて、もう片方の手を頭上にのばし
腰に手を当てている側にゆっくり持っていくようにしましょう。
この動きでちょうど【身体の側面】が伸ばされるのですが、
普段の動きではなかなか伸ばす機会が少ないところでもあります。
ゆっくりじっくり、無理をしないように…
しっかりと【身体の側面】が伸びていることを意識して行いましょう!
また、もう少し時間がかけられる場合は
寝る前のストレッチがおススメです。
またストレッチ…?と思われるかもしれませんが、
それにはきちんとした理由があります!
次回はそこについてお話をしていきたいと思います^^
2019/10/12
眠れない…不眠を改善するには! その3
今回ご紹介する不眠のケースはずばり…
「ストレス」によって起こる不眠!!です!
適度なストレスであれば問題ありませんが、辛さを感じ
日常生活に支障を及ぼすようであれば、やはり問題です。
最近怒りっぽくなってしまった…
頭痛やめまい、耳鳴りがする…
なんていう方は、このタイプの不眠です。
身体の中ではどういうことが起こっているかというと、
エネルギーや栄養分である気や血(けつ)の流れが渋滞し
身体の各所で詰まりが生じてしまっています。
詰まってしまった部分では、エネルギーが偏って存在するので
余分な熱が発生し、ふとしたきっかけで爆発してしまいます!!
これがストレスからついに「キレちゃった」状態ですね。
詰まっては爆発、詰まっては爆発…を繰り返しています。
そんなことをしていれば当然、心も身体もは落ち着くことなく
眠れない、不眠の状態になってしまうのですね!!
鍼灸治療では、詰まりや溜まってしまった熱を取り除き
全身のめぐりをスムーズにし、精神を落ち着かせていきます。
簡単にできるセルフケアとしては【合谷(ごうこく)】がおススメ!
手の親指と人さし指の間、水かき部分にある経穴(つぼ)で
様々なことに効く万能経穴であるとともに
思い立ったらいつでも押せるという利点があります!
イライラっときたらこの合谷を強めに押してみましょう^^
次回は、もう少しレベルアップしたセルフケアの方法をお伝えします!
2019/10/05
眠れない…不眠を改善するには! その2
少しストーリー仕立てでお話ししてみようと思います!
今回のケースは、Aさん(40代)。不眠症。
お仕事はストレスが多く、毎晩お酒を飲まないと眠れない。
皆さんの周りには、こんな方いらっしゃいませんか?
不眠の原因は、場所の変化や騒音などの環境、年齢や運動不足
カフェインなどの影響、さらにストレスなどがあります。
Aさんの場合には、日常的にストレスがあり
さらに年齢的にも少しずつ眠りづらくなっていると考えられます。
そこでお酒を飲まれているようなのですが、確かにお酒の作用として
①気や血(けつ)をめぐらせる→ストレス解消
②身体を温める→眠りにつきやすくする
といったものがあるため、『適量であれば』良い対策です。
しかし、同時にお酒というのは
③湿(余分な水分)と熱をたくさん持つ、という性質があります。
そのため、眠るためとお酒をたくさん飲みすぎてしまうと
身体がむくみ、過剰に熱が溜まってしまうことになります。
過剰に熱が溜まるとどうなるかというと…
身体を動かす(陰陽のうち陽の性質)と、身体が温まります(=熱が発生)。
つまり、身体にたくさん熱が発生している状態というのは
身体の活動性が高まっている(陽)状態、と言い換えることができます。
眠れないからとお酒に頼ってたくさん飲みすぎると
眠るどころか、逆に不眠症になってしまう…なんてことがあるのです!!
特に、割とがっしりとした体型で、体力もあり
揚げ物や濃い味(お酒にはピッタリですが…^^;)を好む方は要注意です!
身近にこんな方がいらっしゃったら、ぜひ当院にご相談を。
さまざまな角度から、皆さんの不眠のお悩みを解決します!