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2018/07/21
予防医学としての鍼灸 その2
前回に引き続き、予防医学についてお話しします。
鍼灸をはじめとした東洋医学では
身体に偏りがない状態を、健康としています。
例えば、体温が高ければ発熱ですし
体温が低ければ低体温として問題となりますよね。
体温に関していえば、平熱であることが健康です。
身体のあらゆる状態もそれと同じで
鍼灸治療で目指すのは、身体のバランスを整えることです。
天秤をイメージしてくださると、わかりやすいですね!
つり合いが取れていれば健康で、どちらかに傾けば病気です。
そこで、病気になる前…
ちょうど天秤が傾き始めた状態のことを「未病」といいます。
まだ病気とまでは言えないまでも、このままにしていたら
病気になってしまう、そういう状態です。
検査の値などにはまだ異常が出なかったり
自覚できる症状さえも出なかったりしますが、
確実に病気へと向かっている状態が「未病」です。
鍼灸治療は、天秤のつり合う状態を目指しているわけですから
それが少し傾いただけでも、すぐに気づくことができます。
天秤が傾ききってしまってから元に戻すのは大変ですが、
少しの傾きなら、そう難しくはないですよね?
ですので、日頃から鍼灸治療でメンテナンスをしておくと
病気の予防につながるのです!!
症状もないのに治療を受ける…
まだまだ馴染みのないことかもしれませんが、
10年後、20年後、そして災害時のことも考えておきませんか?
ご興味のある方はぜひ、お声かけください。