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2018/04/14
頭痛を治したい!~二日酔い編その4~
二日酔いのときの頭痛は、〝湿熱(しつねつ)〟の作用を持つお酒の飲み過ぎで
溜まった湿(水分)によって身体の流れが乱れたことで起こるとお話ししました。
今回は、そんなときの対処法をご紹介します。
身体には、もともと偏ってしまった状態から元の状態に戻す機能が備わっています。
それが間に合わない・機能しない状態になってしまう=病気!なのです。
二日酔いの症状が出るのも偏ってしまった証拠ですから、
しっかりと対処して、早めに元の状態に戻してあげましょう!
身体の中で、食べ物から得た水分を処理してくれるのは消化器です。
東洋医学的には、身体のさまざまな働きは五臓六腑がそれぞれ分担していると言われ、
この水分処理を担っているのが〝脾胃(ひい)〟。つまり胃腸です。
*五臓六腑とは…
肝・心・脾・肺・腎の五臓と、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦の六腑のこと。
西洋医学の内臓の名前と同じものがありますが、働きには違いが多いです。
そんな〝脾胃〟の働きを良くするために簡単にできるのが、
膝から下、脛骨(けいこつ)というスネの骨の外側を
ゆっくり足先に向かい、親指の腹を使って少し強めになでてあげること。
鍼灸治療ではツボ(経穴とも言います)を用いることが多いですが、
正確な位置を探すのは難しいためこの方法をオススメします!
またこの方法だと、排出という下方向の流れをつくりだしてくれるので
水分を出したいときには、とても効果的です!!
本当は、飲み過ぎないのが一番なのですが…(笑)
年末年始くらいは羽目をはずしたい!と考えている方、
普段から翌日に二日酔いに悩まされている方はぜひ実践してみてください!