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2021/02/27
更年期障害を治すには~東洋医学の考え方編その2~

前回、更年期障害は

「身体の中で火と水のバランスが乱れている」状態なので、

弱くなってしまった〝水〟の力を補い、

強くなっている〝火〟の力を弱める

という治療を行うというお話をしました。

 

いきなり〝火〟や〝水〟の力と出てきたので、何それ?と思われた方も多いと思います。

今回は少しその辺りからお話ししていきたいと思います。

 

東洋医学では、身体をつくり働かせるものとして五臓六腑があります。

 

*五臓六腑とは…

肝・心・脾・肺・腎の五臓と、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦の六腑のこと。

西洋医学の内臓の名前と同じものがありますが、働きには違いが多いです。

 

今回は特に五臓六腑のうちの「五臓」についてお話をします。

この五臓ですが、それぞれ東洋思想の五行(ごぎょう)説というものに基づき

肝は木・心は火・脾は土・肺は金・腎は水という

自然界のエネルギーと関連が深いといわれます。

 

五臓の心は、単に心臓という意味合いだけでなく精神的な働きも含んでおり、

燃えるような感情…と言ったりするように、火のエネルギーと関連が深いです。

 

五臓の腎は、西洋医学と同様尿をつくる働きも持っていますが、

生命力や生殖力…生きるための根源的な力を持っているといわれています。

 

踏ん張るときに「お腹に力を入れて!」と言うのは、

実は下腹部にある腎の力をフルに活用しようとしているのです。

 

この腎は、心とは逆に、水のエネルギーと関連が深いです。

火は心、水は腎…少しずつ謎が解けてきましたかね??

次回はもう少しどっぷり東洋医学に浸りたいと思います!

2021/02/20
更年期障害を治すには~東洋医学の考え方編その1~

東洋医学に基づいた鍼灸治療では、

まず患者さんの身体の中が

どんな状態にあるのかをさまざまな角度から把握し、

それに合わせて施術を行います。

 

西洋医学ではホルモンバランスの乱れが原因とされますが、

東洋医学も同様に、身体の中のバランスが乱れてしまった状態といわれています。

 

更年期障害の特徴的な症状として、

ホットフラッシュなどののぼせがあります。

 

これは通常よりも身体の中の〝熱(火)〟が強くなっていることを示しています。

健康なとき、例えば運動をしたあとなどでは、〝熱(火)〟が強くなっても、

身体の中にある〝水〟の力で、〝熱(火)〟を弱めてバランスを取っています。

 

しかし更年期障害では、この〝水〟の力が弱くなっているために

身体の中で発生している〝熱(火)を上手く抑えることができません。

 

つまり「身体の中で火と水のバランスが乱れている」状態が、更年期障害なのです。

弱くなってしまった〝水〟の力を補い、強くなっている〝火〟の力を弱める…

これが、東洋医学的な更年期障害に対する治療方針になります。

 

ここでいう〝水〟の力とはいったい何なのでしょう??

汗とは違うものなのでしょうか?…全然わかりませんね!(笑)

安心してください、次回もう少し詳しくお話させていただきます!!

2021/02/13
更年期障害を治すには~基本編~

40代~50代の更年期(閉経期)を迎えた女性は、

ホルモンバランスの変化により

自律神経の働きが乱れ、のぼせや冷えなどの症状がみられやすいです。

 

これを「更年期障害」といい、

特に、

急にカーッと身体が熱くなる感じのする「ホットフラッシュ」、

またそれに伴い大量の汗をかいてしまうという特徴的な症状があり、

何の前触れもなく起こるため多くの方を悩ませています。

 

また、最近では20~30代にみられる若年性更年期障害、

男性にみられる男性更年期障害なども増えているといわれています。

 

この更年期障害に対して西洋医学では、

主にホルモン補充療法という少なくなった

女性ホルモンを補う方法が行われます。

 

症状によっては、抗うつ薬・抗不安薬なども用いられますが、

さらに漢方薬が用いられることも増えてきています。

 

漢方薬ですが、実は鍼灸と同じ〈東洋医学〉のものなのです。

…というのはご存知の方も多いですよね!

 

つまり西洋医学のお医者さんも、東洋医学の効果を認めているのです!

 

漢方が効くなら、鍼灸も効く!!ということで、

次回からは、鍼灸でどのように治療していくのかをお話ししたいと思います。

2021/02/06
【東洋医学のお話】その5

前々回から引き続き「切診」について。

今回はそのうちの脈診についてお話しします。

 

脈診ですが、主に使われているのは

橈骨(とうこつ)動脈という手首にある脈です。

東洋医学に限らず、脈拍を数えるときに使われる脈ですね!

 

脈診の方法にはいろいろなものがありますが、

あまりディープなものをご紹介しても難しいので、簡単なものを。

 

前回の舌診では、舌の色で身体が冷えているのか熱いのかを診る、とお話しました。

それと同じなのが、脈の数を診る方法です。

 

病気でなくても脈拍数の変化はみられます。

運動して身体が熱くなれば増えますし、

それに比べて就寝時などは落ち着きますね。

 

これでまず、全身の熱の有無を見るわけです。

(この他に、実際は脈の強さや打っている深さなども診ます。実はこれが難しい!)

 

なんだ意外と簡単なんだ!と思われるかもしれませんが、大切なのはここから。

前回お話した舌診やさらに問診からの情報などを総合したときに、つじつまが合うかどうかをみます。

 

見事つじつまが合えば、その人は〜な状態である、と言えるわけですね!

 

ひとつのものからの情報だけでなく、いろいろな情報を総合する

…というのが、診断の正確さには重要です!

 

診る情報は違いますが、このことは西洋医学も東洋医学も共通です。

 

正確に診断できるからこそ、効果のある治療法として

現代まで長く使われてきているのですね。

 

そして、この情報を得て総合する力が高ければ高いほど、腕の良い施術者なのです!

 

なので開業年数が長く、たくさんの患者さんを診ている

治療院を探したほうが、効果的な治療を受けられるというわけです。

 

東洋医学の診断方法について詳しくお話をしてみました。

これからも少しずつ、みなさんに東洋医学の魅力について

お伝えしていきたいと思いますので、どうかお付き合いください!!