新着情報
2020/04/06
当院のやるべき事
毎日自粛、自粛で心も身体も疲れたと呟く患者様が増えてきた。
家に居て腰が疲れて痛む!
首が凝る!
何もしないでいたら太って膝が痛む!
体がだるくて何もしたくない!
精神的にも肉体的にも病んできている。
当初は当院でも毎日多くの患者様からのキャンセルが続出した。
一層の事、治療院を臨時休業しようかと悩んだこともあった。
しかし、現在の心境はこんな時だからこそ私たち治療家に出来る事があるんじゃないと思えるようになった。
今までは、コロナウイルスに感染したらどうしよう?感染させたらどうしよう?ばかりを考え踏ん切りがつかなかった。
今こそ発想の転換が大事!少しでも患者様に寄り添い免疫力を上げることのできる東洋医学の出番だと気づいた。
鍼灸で、筋肉を緩め、血流を良くして痛みを緩和させる。
とても大事!
当院で出来るコロナ対策として以下の事柄を行っている。
1. スタッフのマスク着用、検温の実施
2. 正しい手洗いの徹底、施術毎に手指消毒
3. 施術毎にベッドへの殺菌スプレーを使用した消毒・フェイスペーパー、枕タオルの交換
4. 換気扇常時稼働、およびドア開放等の定期的な喚起を行う
5. 5部屋のうち2部屋のみを使用とし、患者様同士の接触を最小限に止める
6. ドアノブや手すり等、接触器具への定期的な消毒
また、ご利用いただく患者様へ次の事をご依頼したい。
1.入店時の手指消毒
受付カウンターに消毒液を設置しておりますので、来院の前後には手指のアルコール消毒をお使いください。
2.風邪のような症状や息苦しさ等がある場合はご来院をご遠慮いただけますよう、よろしくお願い致します。
やるしかない!乗り越えるしかない!
身体の不調が続く前に、どうぞ私たちにカラダのメンテナンスをお任せください。
一緒に、この新型コロナウイルスに打ち勝ちましょう!
トータルケア綱島
院長 大谷恵治
2020/04/25
花粉症を鍼灸治療で治す!! その6
前回の続きです〜!
花粉症を引き起こす状態の2つめについて、お伝えします。
②衛気が不足する(脾の原料生成不足/肺のめぐらせる力不足/腎の代替原料不足)
この場合は「気血がきちんと生成されるようにする」
そして「気血が消耗されすぎないようにする」という2つが大切です。
気血の生成には、脾が大きく関わっていますが、
これは①同様に食生活やストレスに気をつければ改善することができます。
気血の消耗は、臓腑の働かせすぎで起きます。
激しい運動・肉体労働などはもちろんですが、それ以外にも
目の酷使や睡眠不足が続くと気血が不足してしまいます。
つまり、①②どちらの状態も、回避するためには
規則正しく、適度な活動をする、節度ある生活をせよ!
ということなのです!!
このことから、西洋医学だけでなく、東洋医学から考えても
できるだけ健康的な生活を送ることが、予防や症状改善に大切なのです。
また、不調に気づくまでの期間が長ければ長いほど
元に戻すために時間がかかります。
“健康は、失ってからその大切さに気づく”といわれますが
本当にその通りだと思いますので、どうぞ真面目に!!セルフケアしましょう!
(真面目すぎると疲れてしまうので、ときどき息抜きもしてくださいね^^)
忙しくてセルフケアする時間がない!
避けられない飲み会ばかりで食生活が心配…という方は
当院で健康づくりのお手伝いをいたします。
お気軽にご相談ください!!
2020/04/18
花粉症を鍼灸治療で治す!! その5
前回までで、花粉症と関わりの深い五臓六腑の働きと
その不調についてお伝えしてきました。
今までは、各臓腑ごとに原因を分けてきましたが
今回は違った角度から大きく2つの要素にまとめたいと思います。
①衛気のめぐりが障害される(脾肺腎それぞれの水分代謝が不調で、余分な水が溜まる)
②衛気が不足する(脾の原料生成不足/肺のめぐらせる力不足/腎の代替原料不足)
主に障害されている臓腑に違いはあっても、この2つの状態になることによって
花粉症が引き起こされると考えることができます。
逆にいえば、この2つの状態にならないようにすれば、
花粉症にならない・花粉症の症状を軽減させる
充分なセルフケアにつなげることができます。
まず①の場合は「余分な水分が溜まらないようにする」ことが大切です。
余分な水分は、甘いものや脂っこいものの食べ過ぎで発生しやすいため
バランスの良い食生活を心がけます。
ちなみにお酒についても、飲んだ翌日は顔や身体がむくむ…などというように
余分な水分を生み出してしまうので、ホドホドにしましょう^^;
また、ストレスで脾胃(胃腸)の働きが悪くなると、水分の吸収も悪くなるので
あまりストレスを溜め込まないようにしましょう!!
②の状態にならないための方法については、次回にお話しします!
2020/04/11
花粉症を鍼灸治療で治す!! その4
前回、花粉症発症に深く関わる「脾」「肺」「腎」のうち
「脾」「肺」の機能とその不調について説明しました。
今回は「腎」についてお話ししていきたいと思います〜!
「腎」の重要な働きのひとつに、“精”を貯蔵するというものがあります。
“精”は、生命力となるもので、両親から受け継いだ“先天の精”と
脾胃が飲食物から吸収した栄養からできる“後天の精”というものがあります。
2020/04/04
花粉症を鍼灸治療で治す!! その3
前回「脾」「肺」「腎」という臓腑(内臓)の不調が
花粉症を起こすアレルギー体質と関わっている、とお伝えしました。
この3つの臓腑は、普段どのように働いているのでしょうか。
今回は、正常な働きについてもご説明させていただきます!
そこまで知らなくても…と思われるかもしれませんが
正常な働き方がイメージできれば、体調管理が容易になるのです!
少しでも良いので、働き者の臓腑たちのことを知ってあげてください^^
まず「脾(ひ)」ですが、胃とともに消化吸収を担当しています。
胃腸=脾胃と思っていただくとわかりやすいです!
「脾」は体内に取り込んだ飲食物から、必要な栄養を取り込みます。
取り込んだ栄養を「肺」に回し、「肺」はそれを全身に届けます。
栄養を取り込む際に出た余分な水分も、「脾」が処理します。
「肺」は、「心」とともに「脾」から受け取った栄養をもとにして
エネルギーや栄養である気血を作り、これを全身に運搬します。
全身をめぐる気のうち、特に免疫に関わるものを「衛気(えき)」といいます。
「肺」は、この衛気を体表にめぐらせ、外からの感染を防ぐ働きもしています。
ここまでで「脾」と「肺」の働きについてお話ししました。
花粉症(アレルギー性鼻炎)は、免疫の反応異常です。
東洋医学的に問題となる「脾」や「肺」の働きには、以下のものがあります。
・「肺」が不調で、衛気(免疫に関わる)をめぐらせられない
・「脾」が不調で、吸収する栄養が少なく、衛気などが生成されない
・「脾」が処理できなかった余分な水が、衛気のめぐりを悪くさせる
一例ですが、このような「脾」や「肺」の不調が根本原因として考えられます。
花粉症の鍼灸治療は、症状を軽減させる「標治法」と併せて
根本原因を充分な問診や触診などにより判断し、「本治法」を行います。
次回は「腎」が原因となる例もお話しする予定ですが、
どこが原因か、単独か複合か、どの程度進行しているかなどによって
同じ花粉症でも、治療方法が異なることがあります。
当院では、豊富な知識と熟練した技術で、さまざまな状態に対応します。
花粉症でお困りの方は、ぜひ治療を受けられてみてはいかがでしょうか?^^