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2019/09/21
ストレスと食欲低下・増加の関係とは? その4

前回に引き続いて今回は、ストレスによって

食欲増加が起こる体質についてお話をしていきます!!

 

 

②食欲増加のタイプ

 

 

ストレスによって肝の疏泄(そせつ)が障害されることで
身体の中に余分な熱が溜まりやすいタイプ。
余分な熱…というのが少しわかりづらいので説明しますね!
全身のめぐりが滞っている状態というのは、
車の渋滞をイメージしていただけると理解しやすいと思います。
どこかで事故(つまり)が発生してしまっていると
どんどん渋滞の列は長くなっていってしまいますよね。
身体の中でいう車は、全身を流れる気や血(けつ)であり
これらは身体を元気にするもとや栄養分です。
届いたその場所を温めることで働かせてくれる成分でもあります。
それがつまりによって渋滞してしまうと
その部分に多くの熱が集まることになります。
これが、余分な熱が溜まってしまった状態、ということです。
身体のめぐりが悪くなり、余分な熱が溜まるとどうなるか…
イライラしやすくなって、怒ったときなどすぐ顔が赤くなったり
首や肩がこりやすくなったり、のぼせ気味になったりします。
暖房やお風呂をイメージしてください。
温かいものは、上の方に溜まりやすいですよね!
人の身体もそれと同じで、熱というのは上に溜まりやすいものなのです。
このように身体の上部に熱が溜まると様々な症状が生じてしまいます。
そこで身体としては「何とかこの状態を脱したい!!」と頑張ります。
上に偏っていた熱を、少しでも下に下げようと頑張るのです。
具体的には、下への方向性を持つ身体の働きを多くするのですが、
この働きというのが、胃のもつ和降(わこう)作用です。
和降(わこう)作用というのは、食べ物を腸に送る作用です。
緊張しているときにお水を飲むと、少し落ち着きますよね!
それが胃の和降作用によってもたらされています。
食べ物を食べるとイライラが落ち着く…ということで
身体が「どんどん食べて、どんどん和降していけば
下に下げる力が強まりイライラを少しでも抑えることができる!!」と
疏泄(そせつ)が悪くなった状態に対応しようとしているわけですね!
ストレスによって肝の疏泄(そせつ)が悪くなると
このように胃の和降(わこう)作用を利用するのですが、
根本的な原因であるストレスが解決されないままだと
常に食べ続けなくてはいけなくなってしまうのです!
暴食が原因で太ってしまい、またイライラ…なんて悪循環にも!!
そこで鍼灸治療では、根本的な原因である肝の疏泄(そせつ)を助け
身体の中の渋滞を解消するとともに、
身体に溜まってしまった余分な熱を取っていきます。
鍼灸治療では、根本的な原因に対してのアプローチが可能なのです!
長くなってしまいましたが…
ストレスによって身体に起こる変調は人それぞれ。
体質に合った治療を行い、またその体質を改善させることが大切です。
体質改善することで、症状が出ないよう予防することもできるのです!
だから鍼灸治療は『予防医学』ともいわれるのですね。