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2019/08/03
変形性膝関節症の鍼灸治療 その2
「変形性膝関節症」になるタイプのひとつ
【寒湿】についてお伝えしていきます!
【寒湿】は文字通り、寒さや高い湿度が原因となっている病態です。
近年では冷暖房が普及し、お家の中ではあまり感じませんが
やはり一歩外に出てしまうと、夏の暑さや冬の寒さなどを感じますよね!
文明が発達してもなお、身体が自然環境から受ける影響は避けられないため
東洋医学では、この自然環境についても重きを置いています。
自然環境を、大まかに風・暑・湿・燥・寒の5つとしていますが
それぞれ春・夏・梅雨・秋・冬の特徴ですよね!
四季により顕著になる自然環境というのは、各々の時期で
身体に大きな影響をもたらしているのですが、健康な状態であれば
身体の方はそれに対応すべく上手に働いて、事なきを得ています。
ですが、身体が弱っていて対応できない場合
自然環境の力に振り回されてしまい、何かしらの症状が出てしまうのです!
【寒湿】の場合は、特に“水分代謝”の能力が弱まっているため
身体を取り巻く大量の湿気に負けてしまい、体内に水を溜めこんだ状態になります。
「変形性膝関節症」のとき、膝まわりにお水が溜まってしまうというのは
“水分代謝”に問題があるということなのですね!
次回は、この“水分代謝”が悪くなってしまう原因について
お話を進めていきたいと思います^^