横浜市港北区綱島で、マッサージ・鍼灸・O脚矯正・美容鍼灸、訪問マッサージなどお探しならトータルケア綱島へ

新着情報

2017/02/20
この時期は「うつ」に注意?! その6

前回は、何らかのストレスをきっかけに

気血の流れが悪くなった『肝気うっ滞』についてお伝えしました。

 

今回は、ストレスが解消されず『肝気うっ滞』が進行していくと

どのようなことが起こり得るのかについて、お伝えします!

 

 

「ストレスがかかると胃が痛くなる」という話を

一度は耳にされたことがあると思います。

 

この現象を、東洋医学では『肝気犯胃(かんきはんい)』といいます。

 

 

さらに進行すると、胃とともに消化活動をしている腸に影響します。

 

スポーツのダブルスで、片方が不調であればもう片方の負担が増える…

負担が増えれば本来の動きができなくなる…というイメージですね!

 

胃腸の動きが障害されてしまうと、食べ物が上手く消化できません。

胸やけ、げっぷ、胸のつかえ、食欲不振、むくみなどの症状が出ます。

 

 

今回は、ストレスから生じた『肝』の不調が

胃腸の不調にまで波及する、というお話をしました。

 

次回はもっと進行した場合のお話です。

より「うつ」らしい(といったら変かもしれませんが)症状が出てきます〜。

2017/02/18
この時期は「うつ」に注意?! その5

前回まで、うつの基本的知識をお伝えしました。

今回は当院らしく東洋医学的な考え方などをお伝えします!

 

 

東洋医学でいう健康とはどんなものでしょう?

これは以前にもお話させていただきました。

 

健康=『気や血が全身を滞りなくスムーズに流れている状態』です!

 

健康の反対が不健康ですので、不健康を定義してみると…
不健康=『気や血が滞って詰まっている状態』となります。
この状態を、専門用語では『肝気うっ滞・うっ結』といいます。
このときの“うつ”は「うつ病・うつ状態」と同じ漢字を使いますが、
一般にいう「うつ」の症状を呈するのは、少し進行してからになります。
まず、気血がスムーズにめぐらなくなることから始まりますが
その原因は、ずばりストレスです!!
先に述べたように、仕事や私生活・気候から受けるストレスをきっかけにして
気血をめぐらせる肝の疏泄(そせつ)作用が障害されます(=『肝気うっ滞』)。
『肝気うっ滞』の症状は以下のようなものがあります。
・気分が落ち込みやすい、情緒不安定
・イライラしやすい
・ため息が出る
・胸やお腹が張りやすい、おならが出やすい
・頭やお腹などいろいろなところが痛みやすい
東洋医学でいう『肝気うっ滞』が、
うつの始まりだと捉えるとわかりやすいと思います。
この場合は、気血のながれをスムーズにして、
肝の疏泄作用をサポートしてあげるような鍼灸治療を行います。
次回は、もう少し病状が進行した場合についてお伝えします!

2017/02/17
この時期は「うつ」に注意?! その4

今回は「うつ」で生じる症状についてお伝えします!

 

・気分が落ち込みやすい、憂鬱、空虚

・疲れやすい、気力がない

・人と会うのがおっくう

・何に対しても興味が湧かない、楽しくない

・集中力がない

・イライラしやすい

・自分に価値がないと感じる

・自分にすべての責任があると感じる

・死んでしまおうと考える、計画を立てる

・食欲がない/食欲が増加している

・眠れない/寝すぎる

 

このような症状が日常的にあり、とてもつらいと感じていたり

生活に支障をきたしている場合、うつの可能性があります。

(※アルコールや薬物の影響、内科的疾患でない場合)

 

 

上記にあげたものは、精神症状が主となっていますが

うつで身体症状を伴うことも少なくありません。

 

・睡眠障害・疲労倦怠感・めまい・耳鳴り・味覚障害

・首肩のこり、腰痛、腹部の痛みや不快感・便秘や下痢

・頻尿、性欲減退、月経不順

 

 

前回の、なりやすい人・きっかけ篇と併せてご覧いただき

少しでも可能性を感じられた場合には、医療機関を受診することをおすすめします。

 

医療機関では、投薬による治療(薬物療法)や

カウンセリングなどによる精神療法を受けられます。

うつは、きちんと治療することで改善が期待できるものです。

 

 

また、うつではないかと不安な方、すでに治療を受けられている方へ

当院でも行えるサポートがあります。

 

次回は、東洋医学的な「うつ」の考え方とその鍼灸治療についてお伝えします!

 

2017/02/16
この時期は「うつ」に注意?! その3

今回は「うつ」について少し詳しくお話します!

 

皆さんは「うつ」というとどんなイメージがありますか?

 

生真面目な人がリストラなど大きなストレスをきっかけに…

というようなイメージを持たれることが多いかもしれません。

 

 

うつには、なりやすい性格のタイプというものがあります。

生真面目なタイプはもちろん、以下のような性格も

うつになりやすいといわれています。

 

・凝り性・頑張り屋・正直・静か・気が弱い・反省的

・他人に尽くす・思いやりがある・明るい・社交的

 

後半は、明るく社交的なのにうつ?と思われるかもしれませんが

常に場の空気を読んで…というように気遣いが非常に多いと考えると

他の項目と似ていることがわかると思います。

 

 

うつは、このような性格の方以外ももちろんなるものです。

以下のようなことをきっかけに起こるといわれています。

 

全般的に…離別・離婚・病気や事故・子供の独立など

仕事では…失敗・異動・退職・リストラ・セクハラなど

女性では…妊娠出産・子育て・更年期障害など

 

上記のような、大きな目に見えやすいきっかけがなくても、

日々積み重ねられたストレスによって起きることも

そして季節の変わり目にうつが引き起こされることもあります。

 

 

今の時期は、前回お伝えしたように季節・陰陽のバランスの変わり目

であることに加え年度末で忙しく、さまざまな変化もあると思います。

周囲の方、そしてご自身の心の健康にお気をつけください!

 

次回は「うつ」の症状についてお伝えします!

もしかして自分も…?という方はぜひチェックしてみてください!

2017/02/15
この時期は「うつ」に注意?! その2

うつを起こしやすい、この時期の身体についてお伝えします!

 

 

皆さんも実感としておありかと思いますが

季節の変わり目というのは体調を崩しやすいですよね。

 

身体はこれまで、冬の寒さに一生懸命対応してきました。

そして春を迎え、今度は春の気候に対応しようとします。

 

季節の変化に対応できないと、さまざまな体調不良が生じる可能性が高まり

また、うつにもなりやすいといわれています。

 

 

さらに、春というのはもともと、バランスをとるのが難しい季節です。

東洋医学でいえば春は、冬(陰が主)から夏(陽が主)への移行期です。

 

うつが起こりやすい時期はちょうど、①冬から春への季節の変わり目であり、

そして②冬から夏への陰陽のバランスの変わり目である、今!なのです。

 

 

こうした変化へ、臨機応変に対応していくのが正常な身体の機能ですが

日頃から身体の調子が良くなければ、もちろん体調を崩してしまいます。

 

そうでなくても、この時期は変化の度合いが大きい(①+②)ため

普段はそれほど体調不良を実感していなくても

変化への対応が遅れてしまうことが多いのです!

 

 

 

次回は、ひょっとしたらあなたも…?

うつになりやすい人・きっかけについてお伝えします。